第6話 婚活パーティー その2
婚活パーティー行ってきました!
男性全員と自己紹介をして、フリータイムがあって、気に入った人の番号を告白カードに書いてカップリング…というものです。
気合を入れて、普段しないメイクをした四葉。
会場の場所が分からず駅前で立ち往生。
迷うのが早すぎて我ながらドン引きです。
主催者の方に電話をしましたが、
「スマホで調べてもらった方が分かると思いますよ」
え、冷たっ!
「スマホで調べてるんですけど、分からないです…」
「会場の名前入れたら、出ませんか?」
「会場の場所は出ますが、駅の外に居るのに、地図アプリでは駅の中に居る事になっていて全く動けないんです!!」
路上で思わず叫ぶ四葉。
主催者さんの「ああ…、」という哀れむような声が四葉の心臓をえぐります。
分かってるよ…
分からないんでしょ…方向音痴の気持ちがっ!
もうダメだ…。辿り着けない。
駅付近で立ち往生したまま、パーティー開始時刻になってしまった。
このままでは欠席になってしまいます。
絶望しか無い状態で、パーティーの司会なる女性から電話がありました。
「地下へ入って、〇番出口を目指して下さい」
まさに女神。
ありがとうございます!!と、これまた大きな声で叫ぶ。駅前で。
急いで地下へ飛び込み、言われた出口を目指す。
あった…ありましたよ、会場。
2分遅れで会場へ到着。
皆様お待たせ致しました…。
会場へ到着してすぐ、ぐるりと男性陣を見渡す。
……なんか、年齢層が高い。
パッと見40代くらいの人も居る。
年齢層が高い、というより、逆に四葉が場違いなのではないだろうか。
話が合う人が居るか早くも不安になってきた。
まず、隣の男性とプロフィールカードを交換し、自己紹介。
ここで四葉、とにかく絞り込む作戦に出ます。
絞り込むポイントはズバリ『 動物(特に犬)が好きである事』。
ここがクリア出来なければ知り合う意味すらありません。
手当り次第全員に、
「私は動物が大好きで、特に犬が異常に好きです!」
と宣言していきました。
その反応によって絞り込もうと思ったのですが、意外と皆さん犬が好きだと言ってくれる。
嬉しい。犬が愛されているという事実は非常に嬉しい。でも絞り込みがしづらい。
とりあえず年齢と話した時の雰囲気もふまえて、無理だと思う人には四葉のカードのメモ欄に、バレないような印を付けました。(ごめんなさい)
しかし、やっぱり年齢層が高い。
平均35歳位なんじゃないか…?
四葉には少し早いパーティーだったかもしれない。
そして自己紹介タイムが終わり、いよいよ恐怖のフリータイムへと突入する…。
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