第10話 店長の長谷川さん(31歳)その2
長谷川さんとご飯に行って来ました。
本当に申し訳ないのですが、ぶっちゃけテキトーに選んだらカップリングしてしまった…という感じで、四葉としては全く気持ちはありませんでした。
でもカップリングしたのに食事も行かないというのは失礼だし、長谷川さんは普通に乗り気でいてくれてるみたいだし…
今まで付き合った事がない人と話すのも、何か新しい発見があるかもしれない!と思い、会ってみることにしました。
待ち合わせ場所で長谷川さんと合流し、目的地まで話しながら歩きました。
長谷川さんはちょっと気取った話し方をされる人で(悪い意味でなく、適切な言葉が見当たらないだけですが)、会話が盛り上がりにくいタイプに感じました。
対する四葉はどちらかというと感情的に話すタイプで、身振り手振りも大げさ、トークショーのように話すので、2人の温度が全く合わず、噛み合わない時間が続きました。
盛り上がらない会話に困りながらも、目的のレストランが入っている商業ビルへ到着。
しかし、なぜかレストランへ向かわず、1階のホールでウロウロする長谷川さん。
どうしたんですか?と聞くと
長谷川さん「お店が開くの午後5時半からだから、まだ時間があるんだよね」
現在時刻、午後4時。
四葉「集合時間早くないですか!!?」
驚いて大きな声を出してしまって、苦笑いをされてしまった。
あ、そうか。
もしかしたら、食事の前にカフェ等でお茶をしながら、落ち着いて会話をしようと思ってくれてたのかもしれない。
予想通り、長谷川さんからレストランが開くまでお茶にしよう…と、カフェへ誘われました。
私の事を知ろうとわざわざちょっと早めに時間を指定してくれてたんだなーと思ったら何だか申し訳なくなりました。
でも、それならそうと前もって言っておいて欲しかったな…
正直、四葉はあまり乗り気ではなかったし、前もって言ってくれてたら他の予定の都合もあったので、断っていたと思います。
報連相って大事ですよね(笑)
一緒に歩いてる時も、カフェでお茶をしてる時も思ったのですが、長谷川さんはどちらかというと紳士タイプだと思う。
女性をエスコートしたいと思っている節がある感じ。
基本的に優しい人ではあるんだろうけど、それ以前に、婚活をするならもう少し痩せた方が良いんじゃないかなー、と。
失礼ながらそんなことを考えてしまった。
大抵の女性はエスコートされれば嬉しいものだと思うけど、反町隆史と出川哲朗に同じエスコートをされるなら、反町隆史の方が良いと思う人が大半だと思います。
長谷川さんは見た目ちょっと出川哲朗なので、まずはその見た目…というか体型をどうにかした方が進展しやすいだろうなと思いますし、エスコート自体も、なんとなく頑張ってやってる感があって…逆にこちらが気を使ってしまいました。
もちろん見た目が全てではないです。
でもでも、全く同じスペックで見た目だけ違うなら、見た目が良い方がモテるに決まってると思いますし、エスコートも映えると思うのです!
長谷川さん自身、ダイエットをしたい…と言っていたので、彼の努力が実るよう応援しようと思います。
応援してください。
にほんブログ村